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雇用調整助成金、コロナ特例の廃止?


2022年11月 1日

令和4年12月より、雇用調整助成金についてはコロナ特例を廃止し、原則通常制度に戻すとの発表が厚生労働省より通知されました。

実質は、業況特例及び地域特例が廃止され、支給率が9/10から2/3になるというもので(中小企業)、即座に元の雇用調整助成金に戻るということではないようです。

生産指標は10%以上減少という条件が令和5年3月まで維持されるようですので、令和4年12月に一度生産性指標の再確認が入ったときに条件に合致すれば、しばらく受給できる向きもあるように思います。

次のコロナ感染の波は来るのか、感染の波が来た場合にまん延防止地区の指定はあるのか、さらにまん延防止地区の指定があったときに雇用調整助成金の地域特例をなくして大丈夫なのか、という心配はあります。

ただ、新型コロナウィルスはこの世からなくならず、いつ誰がかかるかわからない普通の病気となった今、雇用調整助成金のこれまでのような特例を維持するのは無理があり、今回の改正は妥当な判断だと思います。

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